先日、初めて台湾に行きました。しかも一人旅で。一人旅ですし初めての台湾だったので「せっかくなら」とホテルやレストランではなく、地元の人も食べにくるような町中の食堂に行ってローカルフードを堪能してきました。
そんなローカルフード情報をここに書いていきます。
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各店舗に共通するルール
入店の際
台湾台北のローカル食堂ではイートインとテイクアウトが選べるお店が殆どです。イートインは內用(ネイヨン)、テイクアウトは外帶(ワイダイ)と言うのが現地の言葉です。
お店によってイートインとテイクアウトがしっかり分かれているお店もあれば、テイクアウトの注文も店内で行い店内で待つパターンもあります。
そう書くと初心者にとって敷居が高いと感じるかもしれません。中国語が堪能であれば問題ないのでしょうが、いざお店に行って困らないか心配だと思います。
ところが、僕は一切困る事がありませんでした。と言うのも、お店の方とすごく簡単にコミュニケーションを取る方法があるからです。
まずお店に入ります。そうしたら笑顔で店員さんに「ニーハオ!こんにちは!」と中国語の挨拶の後にあえて日本語の挨拶をします。すると店員さんは「あ、この人は日本人か!」と理解してもらえ、お店によっては日本人用のメニューや注文票を出してくれたりします。
挨拶の後に店内を指差しながら「ネイヨン!」と言えば通じます。テイクアウトの場合はカバンか何かを持つジェスチャーをしながら「ワイダイ!」と言えば通じると思います。
先に注文をするお店だと「こっちに来て」みたいなジェスチャーを店員さんがしてくださいますし、席に着いてからの注文のお店だと注文票を持って来てくださったり、席に注文票が置いてあったり、店員さんに直接口頭で注文するパターンとなります。
いずれにせよ、台湾の皆さんは本当に日本人に親切でして、お互い言葉が通じなくてもすごく親切に一生懸命接客してくださいますので、旅の恥はかき捨てとも言いますし、こちらも間違えながらも店員さんの親切に甘えてしまいましょう!
食事中
台湾台北のローカル食堂では日本のレストランや食堂のようにお水がサービスで出てくる事はありません。
逆に持ち込みは可能となっていますので、事前に最寄りのコンビニでペットボトルのお水やお茶を買ってから入店しましょう。
食後
食後は財布を出しながら笑顔で店員さんに「謝謝(シェーシェー)」と言えばお会計ができます。
また、食事中に何となく周りを見ながら他の現地のお客さんがどうやってお会計をしているのか観察するのも良いですね。
お会計が終わってお店を出る時に再度笑顔で「謝謝(シェーシェー)」で良いかと思います。
お店の紹介
それでは具体的にお店の名前と注文した料理の名前を出しながら、初めての台湾台北に1泊2日で行ったお店を紹介していきます。
今回のお店のチョイスで参考にしたのは名書と言われている激ウマ!食べ台湾とブログ版の食べ台湾です。
非常に参考になる書籍・ブログなのですが、これを見ているだけで台湾に行きたくなってしまう、なんなら航空会社のサイトで台湾便の検索をしてしまう、非常に魔性の書籍・ブログです(笑)
小茅屋(シャオマオウー)
MRT中和新蘆線(O・黄色)もしくはMRT淡水信義線(R・赤色)の東門站(駅)が最寄りです。
営業時間は11時30分〜22時00分・月曜日休日です。※食べ台湾より参照
僕が行った時は空いていまして、上記の通り「ニーハオ!こんにちは!」からの「ネイヨン!」で、お店の方が「ど〜ぞ」みたいなジェスチャーをしてくださり、席に着いて少ししてからお店の方がこちらに来たので「注文だな?」と思い、下記の2品を「ロースーダンチャオファン!ホンヨウチャオショウ!」と言ったらオーダーが通りました。
お会計は後会計でした。
肉絲蛋炒飯(ロースーダンチャオファン)
料金は80TWD(=台湾ドル=元)です。
見た目は白っぽいのですが味はしっかり味で、高級レストランにはないTHE 町の中華屋のチャーハンと言った味付けでした。大盛りにすれば良かったです…(汗)
紅油炒手(ホンヨウチャオショウ)
料金は60TWDです。
ワンタンをラー油ベースのつけダレに絡ませた料理です。ご想像通りにチャーハンのおかずとして最高の相棒です!(笑)
数を数え忘れてしまったのですが8個くらい入っていたと思いますが、1つ1つが小ぶりなのでペロリと平らげる事ができました。
テイクアウトしてホテルの部屋飲みの際のおつまみにも良いですね。今度行った時はそうしよう!(笑)
老牌牛肉拉麺大王(ラオパイニョウロウラーミェンダーワン)
MRT淡水信義線(R・赤色)もしくはMRT板南線(BL・青色)の台北車站(駅)か、もしくはMRT淡水信義線(R・赤色)の台大醫院站(駅)が最寄りです。Google Mapで検索する場合は城中老牌牛肉拉麺大王で検索をしてください。
営業時間は10時00分〜20時00分・無休です。※食べ台湾より参照
Google Map上でも分かりますが、すごく細い路地を入って行く事になります。その細い路地の入口がこちら。
すっごくローカル!(笑) 今にもジャッキーチェンが悪役と2Fとか3Fから振ってきそうな、そんな雰囲気の路地です。
僕が行った時は空いていまして、「ニーハオ!こんにちは!」&「ネイヨン!」作戦で(笑)、お店の方が「ど〜ぞ」みたいなジェスチャーをしてくださり、席に着いて少ししてからお店の方がこちらに来たので「注文だな?」と思い、下記の1品「ジャージャーミェン・シャオワン!」と言ったらオーダーが通りました。
お会計は後会計でした。
炸醤麺・小碗(ジャージャーミェン・シャオワン)
料金は60TWDです。八角が結構効いたスープが付いてきます。
まず一言言えるのは全然「小」じゃない!と言う事です(笑)
見て分かる通りのしっかり濃い目の味付けで、ニンニクも結構効いています。なので、箸休めに八角のスープが相性抜群です。
上台北小館(シャンタイペイシャオグヮン)
MRT板南線(BL・青色)の善導寺站(駅)が最寄りです。
営業時間は11時00分〜14時00分・17時00分〜21時00分・無休です。※食べ台湾より参照
僕が行った時は他のお客さんが3〜4組いたものの比較的空いていまして、「ニーハオ!こんにちは!」&「ネイヨン!」作戦で(笑)、お店の方が「ど〜ぞ」みたいなジェスチャーをしてくださり、席に着いて席に置いてある注文表に、こちらも席に置いてあるボールペンで記入をしてオーダーしました。
お会計は後会計でした。
小籠湯包(シャオロンタンバオ)
料金は120TWDです。
※上記の写真では4個しか写ってませんが8個入りです。美味しそうだったので半分を食べてから写真を撮っていない事に気付いて写真を撮った結果がコレです…(汗)
蒸したてホヤホヤで熱々の状態で持ってきてくれます。
こちらのメニューの文字をよく見ると分かりますが小籠包ではなく湯が入った小籠湯包となっています。小籠包の中でもスープがたっぷり入っているのが小籠湯包と表記されるそうです。
文字通りスープたっぷりの小籠包でした。レンゲに置いてお箸で皮を割くとレンゲからこぼれるくらいのスープが出てきます。火傷注意です!
味付けもしっかり味で、醤油等の調味料を一切つけずに8個を食べて終えてしまいました!
永和豆漿(ヨンハントウジャン)
MRT板南線(BL・青色)の善導寺站(駅)が最寄りです。
営業時間は5時00分〜23時00分です。休業日は不明です。※Googleより参照
このお店の近くには朝食の超有名店阜杭豆漿(フーハントウジャン)があるのですがビックリするくらい混んでいます。ビルの2Fにお店がありますが階段はもちろんビルを囲むように長蛇の列…。
そこまでして朝食を食べたくはないので、すぐに永和豆漿(ヨンハントウジャン)へ進路変更です!
僕が行ったのは9時くらいだったのですがほぼ満席の盛況ぶりでした。僕が行った時にはお店の外に列があったのですが、見ているとこの列はどうやらテイクアウトの列だと分かり意を決してお店の中へ。
そしていつもの「ニーハオ!こんにちは!」&「ネイヨン!」作戦。するとお店の方が日本語のメニュー兼注文票と色鉛筆を渡してくださり、席もあそこに座ってと指差しで指示をしてくれました。助かります。
お会計は後会計でした。
ちなみに、店内を見ていると現地の方は席に着く前に口頭注文&先会計だったみたいです。
それと、僕が行ったのが土曜日で、お店では小学生くらいの男の子がお手伝いをしていたのですが、この子が英単語を割と理解してくれるので、困ったらこの子に聞いてみるのが良いかもしれません(笑)
鹹豆漿(シェントウジャン)
料金は25TWDです。
温かい豆乳にお酢などの調味料と揚げパン(油条・ヨウテャオ)等の具材が入っている、台湾の朝食の定番らしいです。
かき混ぜるとおぼろ豆腐のような感じになります。
寝起きの(そして前日の晩にお酒が入った)胃に優しい一品ですね。
起司蛋餅(チースーダンピン)
料金は30TWDです。
クレープやお好み焼きのような小麦粉ベースの生地で玉子焼きを巻いた物が蛋餅(ダンピン)で、こちらも台湾の朝食の定番らしいです。台湾版のオムレツ的な立ち位置ですかね?
こちらはその中にチーズ=起司(チースー)が入った一品です。
鹹豆漿との相性が抜群で、この2品を食べただけですが「これはホテルで高い金払って朝メシを食べてる場合ではないな!」と思いました!
50嵐(ウーシーラン)杭州店
どこのMRTの駅からも遠いと思います。僕は前述の永和豆漿から散歩がてらフラフラ歩いて行きました。
営業時間は10時00分〜22時00分・無休です。※Googleより参照
言わずとしれたタピオカミルクティーの超有名チェーン店です。系列店が日本にも数店ありますが、どこも平日でも長蛇の列です。
ホテルまでの帰り道で歩きながら飲みたかったので上記写真のテイクアウト用のカウンターにて注文しました。
「ニーハオ!こんにちは!」作戦から、メニューを指差していけばオーダー可能です。
四季春+珍波椰(Light Oolong Tea With Bubble & Coconut Jerry)
料金忘れました…(汗)
正直な話、40オーバーのオジさんなもので日本ではタピオカドリンクなんか飲んだ事ありませんでしたので、素直にこちらのお店の1番人気メニューを頼みました(笑)
ウーロン茶にタピオカって美味いのか?と疑心暗鬼だったのですが、さすが1番人気!(笑) 想像の2歩3歩先を行く美味しさでした!
いわゆる台湾の甘いウーロン茶にココナッツ味が加わっているので、日本で言えば加糖のストーレートティーに甘いシロップが入っているような味で、もちろん甘さもしつこすぎず、本当に美味しかったです。
日本人観光客がみんな並んで飲むのが納得です!(笑)
最後に
もちろんホテルやレストランでの食事も良いと思います。高級食材を使った料理は旅の思い出には最高でしょう。(台湾のホテルやレストランで食事をした事ないですけど…汗)
ですが、同じくらいに素敵な思い出になるのは地元の人たちと時には相席になりながら食べる、今回ご紹介した町中の食堂でのローカルフードだと思いました。
もちろんコストパフォーマンスはホテルやレストランでは到底敵わないレベルの低コストで各種の料理を堪能できます!
今回はシェラトングランド台北に宿泊をしたので最寄り駅のMRT善導寺駅を中心にその付近のお店に伺いました。
初めての台湾台北で1泊2日の一人旅だったため無理のないスケジュールを組んでいたのでMRT善導寺駅付近の5店しか回れませんでしたが、今度行った際にはもう少し行動範囲を広くたくさんのお店に行きたいと思いました!
【2019.08.22 更新】誤字脱字を修正しました