当ブログの趣旨とは少し異なりますが、現在広域実証実験中の東京自転車シェアリングを利用してみましたので、これから利用してみたい方へご案内をします。
東京に観光に来た方はもちろん、会社の近くで利用して少し遠くまでランチを食べに行くとか、運動のため帰宅時のみ自転車で帰宅するとか、終電を乗り逃した時とか、様々な利用方法があり、東京五輪を控えこれから是非とも発展してほしいサービスです!
【※注意※】
当ブログの情報によって購読者さまに如何なる不利益が生じましても当サイトでは一切責任を持てませんので予めご了承ください
東京・自転車シェアリングとは?
東京都のエリア内で自由に電動アシスト機能付き自転車のレンタル・返却ができるサービスです。
例えば港区の地域Aで借りた自転車を渋谷区の地域Bで返却する事が可能です。
エリアは千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区臨海部・品川区・目黒区・大田区・渋谷区となっています。
Wikipediaから引用しますと
観光利用と市民利用の融合、地元との連携、地域活性化を目的として安心・安全・便利なシェアサイクルライフを促進するため、東京都特別区中9区(2019年4月30日現在10区)において、自転車シェアリング広域実験を行っている事業である。
東京都は2020年東京オリンピックに向けて環境先進都市としての施策をいくつか進めているが、その中の「CO2フリー水素の活用に向けた連携」の交通手段として自転車シェアリングを推進している。
このような試みは2015年以前にも存在していたが、利用が区内に閉じており、区をまたがって行き来、返却が行えるようになったことで、NTTドコモの話では、2015年度の利用回数は約66万回から2016年度は約180万回に増加している。
となっています。
料金
料金種別は1回会員・月額会員・1日パスと3種類の会員種別がありますが、まだ試験中のため、例えば外国人観光客に利用されそうな1日パスがクレカ非対応だったり、まだまだ改善の余地がありそうです。。
以下、全て税別の金額です。詳しくは公式サイトをご参照ください。
1回会員
- 基本料金…0円/月
- 最初の30分…150円
- 31分以降…100円/30分
- クレジットカード払い/ドコモ払い
- 24時間365日利用可能
月額会員
- 基本料金…2,000円/月
- 最初の30分…0円
- 31分以降…100円/30分
- クレジットカード払い/ドコモ払い
- 24時間365日利用可能
1日パス
- 基本料金…1,500円/日
- 1日の間なら上記金額で乗り放題
- 現金払い/交通系ICカード払い
- 当日23時59分まで利用可能
実際にレンタルをしてみる!
それでは実際にレンタルをしてみましょう。
1回会員であれば会員登録にはお金がかかりませんので、とりあえず登録をしてみても良いかと思います。
なお、交通系ICカードを利用するレンタル方法もあるようですが、当ブログを閲覧してくださる方はスマホ&クレカの利用に抵抗感がないのかと思いますので、当ページではスマホとクレカを利用した1回会員のレンタル方法をご紹介します。
その場で会員登録し、すぐに自転車をレンタルする事が可能です!
1. 会員登録
何はともあれ東京・自転車シェアリングに会員登録をしましょう。
公式サイトのトップページ下部に各自治体へのリンクがあり、そこに会員登録へのリンクも貼ってありますので、そちらをクリックしましょう。
ご自身がお住まいやお勤めの自治体でも良いですが、基本どこの自治体から会員登録をしても問題ないです。
もしくは、東京・自転車シェアリングのポート(駐輪場)の近くに会員登録ページへのQRコードが掲載されている看板が設置されていますので、そちらのQRコードを読み取っても良いですね。
会員登録は当該のページを順次進めていけば、特に難しい部分はありません。
また、dアカウントをお持ちの場合、dアカウントでログインして会員登録をすれば住所・氏名などの入力を省略できます。
2. スマホアプリのダウンロード
会員登録が終了しましたら、続いてスマホアプリのダウンロードを行います。
App StoreやGoogle Playで【ドコモ バイクシェア】で検索をすればアプリがヒットしますので、そちらをダウンロードしてください。
※アプリの評価が低いですねぇ…(汗)
アプリをスマホにインストールしましたら【1】の会員登録で設定したIDとパスワードを使ってアプリでログインをしてください。
3. どこでレンタルできるか調べる
WEBで会員登録をしアプリの設定が終了しましたら、実際に自転車をレンタルしましょう。
まず、東京・自転車シェアリングのポート(駐輪場)に行きます。アプリを使えば最寄りのポートが地図上から検索できます。
地図上の自転車マークがポートのある場所で、自転車マークをタップすると自転車マークが赤くなり下部にリンクが表れます。上記画像であれば【M1-01】渋谷区役所となっている部分です。
このリンクをタップするとポート情報が表示され、貸出可能台数が表示されます。
4. 自転車をレンタルする
アプリを利用して利用したいポートを調べたら実際に現地に行きます。
1台しか空きがなければそれを借りるしかないのですが、複数台空きがある場合はハンドル付近にある電動アシスト機能の電源をONにし充電池の残り容量を確認します。
※つい先程まで使用されていた自転車は当然充電池の残りが少なくなっている場合があります
借りたい自転車が決まりましたら(充電池の容量もあり車体が綺麗な物をオススメします)、後輪カバーに記載されている自転車の車体番号をチェックします。
次にアプリを起動し、上記【3】と同じ操作で自分が自転車を借りるポートを選択しポート情報画面を表示させます。
そうしましたら、【借りる】ボタンをタップします。
そうしますと、レンタル可能な自転車の車体番号が表示されますので、先程現地でチェックをした車体番号を選んでタップします。
※ちなみに、ポートに停められているのに以下画面で車体番号が表示されない場合は、前にレンタルした人がきちんと返却手続きを行っていない可能性が高いので、別の自転車を借りるようにしましょう
車体番号をタップすると以下のような画面に切り替わります。
ここに表示される開錠パスコードと後輪カバーについている自転車パネルボタンを使って自転車の鍵を開錠します。
パネルの【START】ボタンを押し開錠コードを入力すると自動で鍵が開錠されます。
後はサドル(お尻を乗せるやつ)の高さを調整すれば自転車に乗る事ができます!
ちなみに、レンタルを開始すると登録しているメールアドレスにレンタル開始のお知らせがきますので確認しましょう。
5. レンタル中に鍵を掛ける
無事にレンタルをして街中に自転車を乗って行くと、当然鍵をかけたい時がやってきます。
そんな時、鍵をかける際は手動で鍵を掛けます。開錠は先程と同じように【START】ボタン→開錠コードで開錠されます。
ちなみに、鍵を施錠する度に登録メールアドレスにお知らせがきます。
なお、開錠コードが分からなくなっても大丈夫です。
このサービスは1人のユーザーが同時にレンタルできる自転車は1台のみなので、開錠コードが分からなくなってもアプリ下部の【借りる】ボタンをタップすれば、現在レンタルをしている自転車の情報が閲覧でき、そこに開錠コードも記載をされています。
※自転車を街中で駐輪する場合は交通ルールを厳守し付近の住民や店舗に迷惑のかからないようにしましょう!
6. 自転車を返却する
返却したいポートに行き、レンタルした自転車の前輪をラックに差し込みます。
次に自転車に鍵をかけます。前述の通り手動での施錠です。
そうしましたら、自転車パネルボタンの【ENTER】ボタンを押すと返却終了です。自転車パネルの液晶部分にも【返却】と文字が出てきます。
返却が完了すれば登録メールアドレスにもそのお知らせが届きますので、きちんと返却作業が完了しているか確認をしましょう。
これで返却作業は終了です。カード払いですから料金は後日カード会社に請求がされます。
不安点・改善点
実証実験中と言う事もあり、まだまだ不安な点や改善して欲しい点が多数ありますが、その中から幾つかピックアップしたいと思います。
自転車の整備
今では各会社の企業努力でレンタカーで外れの車(汚い、ブレーキがキーキー鳴る等の整備が微妙、等々)と言うのは殆ど見なくなりました。※40才の僕が子供の頃には結構ありました
ところが、シェアリングの自転車に関しては、はっきり言って新品同様の物とかなり使い古されている物が混在しており、整備自体も誰が・どのタイミングで・どのように行っているのか分からない状態です。
実際にレンタルして乗車をしてみないとブレーキの効き等が確認できないので、その点は注意が必要かと思います。
自転車あるあるですが、自転車を倒してしまったりするとハンドルのセンターが狂う事があります。
車体に対して前輪を真っ直ぐにした際にハンドルが真っ直ぐにならない状態ですが、結構この状態になっている自転車がありますね…(汗)
アプリ
正直、アプリが中途半端です。
1番改善して欲しいのは返却場所の駐輪可能台数が表示されていない点です。
自転車シェアリングの1番の利点はレンタルする場所と返却する場所が違う場所でも良い事です。
例えば自宅や宿泊先の近くで自転車を借り、繁華街に買い物に行き、荷物が多くなった場合は買い物した繁華街で自転車を返却し、帰りはタクシーや電車で帰って来られるのは非常に便利です。
ところが、その返却先の駐輪可能台数がアプリで表示されないため(レンタル可能台数は表示されています)、実際に返却場所に行ってみないと返却できるか分からないところです。
裏技として、実際に返却場所に行って駐輪する場所がなくても駐輪スペース近くで返却作業をしてしまえば返却ができてしまう仕様なので、ユーザーが返却に困る事はないと思いますが、これをやってしまうと駐輪スペースから自転車があふれ近隣住民や店舗に大きな迷惑がかかるでしょう。
駐輪可能台数はテキストデータを1文追加するだけで表示が可能だと思いますので、早急な改善をお願いしたいですね。
メールでのお知らせ
上記のアプリにも通じてくるのですが、レンタル開始・レンタル中の施錠・返却の際に登録メールアドレスにそれぞれのお知らせメールが来るのですが、これはメールで送られてくるのではなくアプリに通知が来る方がユーザビリティーが優れていると思うのですがどうでしょうか?
最後に
サービス開始が2016年2月と言う事で、当時はまだ一般化されていなかったQRコード決済に対応していない事や、アプリの出来が正直イマイチな事など、まだまだ改善の余地があるのかと思います。
ですが、インバウンド需要を含め、今後の成長を期待したいサービスでもありますので、気長に応援をしていきましょう!