当ページはANAマイレージクラブのマイルを飛行機に乗らずに貯めていく、いわゆる陸マイラーが実際にどのようにしてマイルを貯めているのかをご説明します。
僕が実践している方法は他の陸マイラーの方々と比べてやや緩いやり方なので、以下の説明は最低限の陸マイラー活動とお考えください。
そう言った点からすれば、初心者向きの陸マイラー活動とも言えますので、今回ご紹介する陸マイラー活動をベースに、購読者の皆さんがそれぞれの方法を考えて頂ければと思います!
なお、陸マイラーの定義は別のページに書きましたので、そもそも陸マイラーとは何かを知りたい方は以下のページをご覧ください。
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下記文章中の各ポイントサイトへの一部リンクに関する諸注意はこちらになります
準備編
まず、陸マイラー活動を行うために必要な物を記載していきます。
高額な必要経費はかかりません。PC・スマホが使えて、クレジットカードを発行できる人であればどなたでも準備可能な物ばかりです。
必要なクレジットカード
陸マイラーとしてANAのマイルを貯めるのに必要なクレジットカードが2枚あります。
ANA 三井住友VISAカード
ANAのマイルを貯めるわけですから、まずは必需品となるのがANAのクレジットカードです。
ANAのクレジットカードはここで紹介するVISAの他にも、JCBやアメックスなど多くのカード会社が参入していますが、必要なのは三井住友VISAのカードです。
これは後程ご説明しますが、ポイントサイトにてマイルを貯めるのに三井住友VISAのポイント制度ワールドプレゼントを利用するためです。
なので、VISA以外のANAカードをお持ちでしたら、これを機にカード会社を乗り換えるのも一考だと思います。
また、VISAのANAカードにも一般カードからゴールドカード、はたまたプラチナカードと幾つかの種類がありますが、オススメはANA VISAワイドゴールドカードです。
ショッピング利用時のマイルの還元率はANA VISAプラチナ プレミアムカードの方が上回るのですが、年会費が高額(80,000円+税)な上に、プラチナカードと言う事で誰もが審査に通るカードではありません。
ANA VISAワイドゴールドカードは、ゴールドカードとは言えそこまで審査が厳しくなく、マイル還元率や年会費(14,000円+税)を考えると費用対効果が1番高いと陸マイラー界では言われています。
マイルの還元率が高いので、日頃のショッピング・家賃の支払い・公共料金の支払い・税金の納付もこのカードをメインに使用するようにしましょう。
なお、このカードは各ポイントサイトにてカード入会案件が出ている事がありますので、是非各ポイントサイトをチェックしてみてください!
ANA 東京メトロ JCBカード(通称:ソラチカカード)
そしてもう1枚、肝となるカードがここでご紹介するANA To Me CARD PASMO JCB、通称ソラチカカードです!
このカードはANAとJCB、そして東京メトロのトリプルネームのカードです。
東京メトロと聞きますと「私、関西在住で東京メトロに乗らないのですが…」「東京在住だけどJRと私鉄しか乗らないんだけど…」と言う方もいらっしゃると思いますが…
これも後程ご説明しますが、ポイントサイトにてマイルを貯めるのに東京メトロのポイント制度メトロポイントを利用するため、絶対に必要なカードとなります!※正直、東京メトロに乗る必要は一切ありません
なお、このカードも各ポイントサイトにてカード入会案件が出ている事がありますので、是非各ポイントサイトをチェックしてみてください!
LINEアカウント
皆さま殆どの方が既にLINEのアカウントをお持ちで、実際にご家族やお友達や職場の方々と連絡を取っていると思いますが、日々多機能になっていくLINEの中のLINEポイントを使用する事になりますので、もし仮にLINEのアカウントをお持ちでない場合はアカウントをお作りください。
ポイントサイトへのユーザー登録
後程詳しくご説明しますが、陸マイラーはポイントサイトを利用してマイルを貯めていきますので、各ポイントサイトへのユーザー登録は必須です。
オススメのポイントサイトは後程ご説明します。
たったこれだけ!
準備はたったこれだけです。
高額な商材を購入する事もなく(笑)、これでANAのマイルを月に18,000マイル・年間で216,000マイル貯める事が可能になります!
実践編
それでは、実際に陸マイラーがどうやってマイルを貯めているのかを説明していきます。
簡単に言えば、ポイントサイトでポイントを獲得して、ポイント経由サイトを幾つか経由させてANAマイルに交換しているだけです。
それでは1つずつ詳細を書いていきます。
1. ポイントサイトでポイントを貯める
ポイントサイトとは?
まずはポイントサイトでポイントを貯めます。
ポイントサイトと言うのは、各企業が広告を出し、我々ユーザーがその広告に掲載された商品を購入したりサービスの提供を受けたりすると、企業が広告費・宣伝費をポイントサイトに支払い、支払われた広告費の一部が広告案件を利用した我々ユーザーに還元されるサイト・サービスです。
例えばクレジットカードを作って○ポイント、FX口座を作って一定額を取引して○ポイント、新発売のお酒を店舗で購入してその感想をサイトにUPして○ポイント、と言った具合です。
具体的には、各サイトで興味のある広告をクリックしてその広告を出している会社のオフィシャルサイトにアクセスし、後はいつも通りにWEBでショッピングをしたり各種の申込みをするだけです。
他にも、楽天市場やYahoo!ショッピングやじゃらんnetと言ったお馴染みのサイトもポイントサイトに広告が出ています。
例えば楽天市場であれば、いつもならブラウザーのURL入力部分に「rakuten.co.jp」と打つところを一手間かけてポイントサイトから楽天市場の広告を選びクリックをし楽天市場のサイトにアクセスしたら、後はいつも通り買い物をするだけで、楽天ポイントの他に自分が使ったポイントサイトのポイントも貯まります!
オススメのポイントサイト
そんなポイントサイトですが、代表的なサイトはモッピー、ちょびリッチ、ハピタスがあります。
僕は緩めの陸マイラーなので(それでも月に18,000マイルはゲットしてます)殆どこの3つのサイトしか利用していません(汗)
また、ポイントサイトとは少し定義が違うかもしれませんが、覆面調査員・グルメリポーターサイトと言うサイト・サービスもあります。
覆面調査員とは、文字通り店員さんには秘密で調査員として対象の飲食店に行き、料理の質や、店舗の清潔さ、店員さん接客態度などを調査してリポートをサイトにUPしてポイントを獲得するサイト・サービスです。
代表的なサイトはファンくるやちょびリッチで、他にも幾つか覆面調査員サイトはありますが、僕はこの2つのみの利用です(汗)
ポイントサイトの詳細、どのようにしてポイントを稼ぐのかは以下のリンクをご参照ください。
2. ポイント交換
これらのサイトで獲得したポイントはAmazonギフト券や楽天スーパーポイントと言った様々なサイトのポイントに交換する事ができます。
我々陸マイラーの最終ゴール地点は各航空会社のマイルです。
僕はANAの陸マイラーなのでANAのマイルに交換をしたいのですが、上記のモッピー、ハピタス、ファンくるのポイントは直接ANAのマイルに交換する事ができません。
ちょびリッチからは直接ANAのマイルに交換できますが、還元率が悪く、せっかく貯めたポイントが半分の価値になってしまいます(泣)
そこで、ポイント経由サイトを利用し、各ポイントをANAマイルに高還元率で交換できるようにします。
Gポイントに交換
モッピーとちょびリッチとファンくるで獲得したポイントはGポイントのポイントに交換をします。
Gポイントはモッピーやちょびリッチと同じくポイントサイトの1つではありますが、正直言うと上記で挙げた各ポイントサイトよりも同案件であっても獲得できるポイント数が低い事が殆どです。
Gポイントの優れているところは、この後に更にポイントを経由させるLINEポイントへ等価でポイント交換ができるところです。
GポイントからLINEポイントへポイントを交換する際、手数料として5%のポイントを上乗せしないといけないのですが、そのポイントを後日回収する事で等価でのポイント交換となります。
手数料分のポイント回収方法を含めGポイントに関して別ページに詳細を書きましたのでご参照ください。
PeXに交換
モッピーとちょびリッチとファンくるはGポイントに直接交換ができますが、ハピタスのポイントは直接Gポイントに交換できませんので、少し手間をかける必要があります。
ハピタスで獲得したポイントは、まずは一旦PeXのポイントに交換をします。
このPeXもポイントサイトですが、Gポイント同様に掲載されている広告案件はあまりポイント還元率が良くないので、完全にポイントを経由させるためのサイトです。
ワールドプレゼント(三井住友VISA)に交換
ここで上記のANA 三井住友VISAカードを利用します。
ハピタスで獲得したポイントをPeXのポイントにしたら、今度はそのPeXのポイントを三井住友VISAが提供するポイントサービスのワールドプレゼントのポイントに交換をします。
ワールドプレゼントのポイントに交換しましたら、ワールドプレゼントのポイントはGポイントに交換できますので、Gポイントに交換をしましょう。
LINEポイントに交換
これで各ポイントサイトで獲得したポイントがGポイントに集約されたと思います。
そうしましたらGポイントのポイントをLINEポイントに交換をします。
後述しますが、毎月18,000マイルを貯めるためには、ここで22,300ポイントをLINEポイントに交換しましょう!
その際、上記の通り5%の交換手数料がかかりますので、交換時に必要なGポイントは23,415ポイントになるのでお気を付けください。
メトロポイントに交換
ここで上記のANA 東京メトロ JCBカード(通称:ソラチカカード)を利用します。
LINEポイントを今度は東京メトロが提供するポイントサービスのメトロポイントに交換します。
22,300 LINEポイントを全てメトロポイントに交換すると、20,070 メトロポイントになります。※還元率90%
Gポイント==>LINEポイントまでは全てポイント同士は等価交換でしたが、LINEポイント==>メトロポイントから等価ではなくなります。
ちなみに、LINEポイントからメトロポイントの交換は300・500・1000ポイント単位となりますので、23回操作が必要になります。正直面倒です…汗
※メトロポイントのサイトは午前0時00分〜4時00分の間はアクセスができませんのでお気を付けください
ANAマイルに交換
長い道のりでしたが(笑)、ここでようやくANAのマイルに交換です!
20,070 メトロポイントのうち20,000 メトロポイントをANAのマイルに交換すると18,000 ANAマイルになります。※還元率90%
メトロポイント==>ANAマイルの交換には毎月20,000ポイント==>18,000マイルまでと言う上限があり、陸マイラーが毎月貯めるマイルの目標値が18,000マイルなのもこのためです。
また、各ポイントサイトで獲得したポイントを81%の還元率でANAマイルにしましたが、現状はこのLINE・ソラチカルートと呼ばれるポイント交換ルートが最高還元率と言われています。
3. ポイント交換スケジュール
各ポイントサイト間の交換にはそれぞれスケジュールがありますので、ここで一覧にします。
Gポイントまで
- モッピー==>Gポイント(即日・但し初回の交換は1週間)
- ちょびリッチ==>Gポイント(即日)
- ハピタス==>PeX(3営業日)
- ファンくる==>Gポイント(即日)
- PeX==>ワールドプレゼント(月末締め〜翌25日まで)
- ワールドプレゼント==>Gポイント(即日)
Gポイント以降
- Gポイント==>LINE(1〜2日)
- LINE==>メトロ(15日締め〜翌11日頃)
- メトロ==>ANA(15日締め〜翌10日頃)
1ヶ月のスケジュール
以下のスケジュールは余裕を見たスケジューリングです。
これでも面倒な場合は【1. 4日〜8日】に行うスケジュールを【4. 25日〜29日】に行っても良いかと思います。
- 4日〜8日
モッピー==>Gポイント
ちょびリッチ==>Gポイント
ファンくる==>Gポイント
ワールドプレゼント==>Gポイント
Gポイント==>LINE - 11日〜14日
LINE==>メトロ
メトロ==>ANA - 20日〜25日
ハピタス==>PeX - 25日〜29日
PeX==>ワールドプレゼント
タイムラグに注意
上記のスケジュールをご覧になれば分かりますが、
- PeX==>ワールドプレゼント
- LINE==>メトロ
- メトロ==>ANA
のポイント交換にそれぞれ約1ヶ月かかってしまいます。
よって、陸マイラー活動を始めてすぐにマイルが貯まるわけではありません。
最短でも2ヶ月、タイミング次第では足かけ4ヶ月マイル獲得まで時間がかかりますのでご注意ください。
最後に
以上が陸マイラーが御用達のLINE・ソラチカルートを使用した、殆どお金をかけずに手間をかけて(笑) 毎月18,000マイルを貯める方法です。
前述のショッピング決済還元率が高いと言われているANA VISAゴールドカードでさえ180万円の決済を行われなければ(※実際はボーナスポイントもあるのでもう少し少ない額での決済でも大丈夫ですが…)獲得できないマイルが手間さえかければ毎月手に入ります。
このスマホ画面のスクショをご覧ください。
これは陸マイラー活動で獲得したマイルを使ってゲットした、ハイシーズンの成田・ホノルルの往復プレミアムエコノミーの特典航空券です。
各種税金やサーチャージを除いた大人2人・子供1人の純粋な航空券代ですと同時期ではトータルで440,000円かかりますが、これがマイルを貯めれば無料で手に入ります!
このページをご覧になったあなたも陸マイラー活動をして、ご家族で、ご友人と、大切なあの人と、特典航空券で旅行をしてみては如何でしょうか?
ただし、ANAマイルへのポイント交換ルートは日々更新され改悪される傾向にあります。※以前は90%の還元率でポイントをマイル化できました
みんなで研究をして、少しでも良い還元率でマイルを貯めていきましょう!
【2019.09.05 更新】一部情報を更新しました
【2019.02.02 更新】誤字脱字を修正しました
【2018.12.10 更新】一部情報を更新しました