陸マイラーやSFC/JGC修行僧にはお馴染みとなったデルタ航空 ニッポン500マイルキャンペーンが2019年度(2019年4月1日〜2020年3月31日)も継続する事が決定しました!
このページでは「え?ニッポン500マイルって何?」と言う方へ向けて説明をします。
また、「ニッポン500マイルは知っているけど申請方法が知りたいんだよ!」と言う方は下記メニューから【申請方法】をクリックしてください。
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ニッポン500マイルキャンペーンとは?
ANAやJALにそれぞれマイルがあるのは既にご存知と思います。マイル制度は日本の航空会社だけではなく、もちろん海外の航空会社にもあります。
その中でも日本在住の顧客に対してかなりお得なサービスを提供しているのがデルタ航空です。
デルタ航空のマイルはスカイマイルと言う名称がついており、デルタ航空に乗ったり、デルタ航空が加盟するアライアンス=スカイチームの航空会社の飛行機に乗ったり、デルタ航空と提携しているクレジットカードを使うとマイルが加算されます。ここまではANA/JALと言った日本の航空会社と同じです。
ところが、日本の航空会社にはない、いえ、他の海外の航空会社にもないマイルの獲得方法がデルタ航空にはあるのです。
それが、航空会社を問わず日本国内線に乗ると(デルタ航空の日本国内線はダメ)1回のフライトで500マイルをプレゼントしてくれる!と言う、かなりユーザーにとってお得なキャンペーンで、これがデルタ航空ニッポン500マイルキャンペーンです!
このキャンペーンはANA/JALと言った他の航空会社と共同で行っているわけではなくデルタ航空独自のキャンペーンのため、通常のマイル、例えばANAの飛行機に搭乗すればANAのマイルも獲得できますし(プレミアムポイントも獲得できますし)それでいてデルタのマイルも獲得できるのです!
なぜ無料で他社就航便に搭乗してマイルが?
公式見解ではありませんが、おそらくデルタ航空の日本人顧客の囲い込みの一環だと考えられます。
デルタ航空は成田<==>ハワイ線など日本人も利用しやすい路線を就航しており今以上に日本人の国際線=デルタ航空としたいはずです。
ところが日本国内線の主要路線を就航していないためANA/JALユーザーを奪い取るのは非常に難しいです。ANA/JALユーザーは国内線に乗ればマイルが貯まり、そのマイルを利用して国際線の特典航空券を獲得したり運賃割引ができるので当然でしょう。
そこで、「国内線はどこの会社でも良いから乗って!うちのマイルあげるから!そんでもって国際線は絶対にデルタに乗ってね!」と言わんばかりに、ANAやJALや各LCC、どの航空会社の日本国内線に搭乗してもスカイマイル(デルタ航空のマイル)をプレゼントしてくれるこのキャンペーンを行っているのだと思います。
金額や距離、座席クラスに関係なく一律で片道500マイルが付与されるので、LCCユーザーとの相性は良いかもしれませんね。
ニッポン500マイルの適用条件
ニッポン500マイルが適用されるには幾つかの条件があります。そこまで難しい条件ではありません。
- デルタ航空スカイマイル会員であり、かつ、登録住所が日本国内である。
- 2019年4月1日〜2020年3月31日で日本国内線に搭乗。区間や料金や座席クラス、更には航空会社も問わず。特典航空券を利用した搭乗でも適用可。
- 但し、国際線の一部として扱われる国内路線は対象外。また、日本国内線でも不定期路線、および、デルタ航空の日本国内線も対象外。
- 搭乗日から2ヶ月以内に申請を行う。
- スカイマイル・メダリオン会員(ANAダイヤモンド・プラチナ・ブロンズ/JALダイヤモンド・エメラルド・クリスタルと同様の上級会員)は最大40フライト分(合計20,000マイル)まで、一般会員は最大10フライト分(合計5,000マイル)まで可能。
- プリンターとFAXが必要。何故なら、申請にはWEBより申請書をプリントアウトし、それに必要事項を記入しFAX(日本国内)をする必要があるため。郵送も可だが郵送の場合は国際郵便(香港)になるため非現実的。
詳しくは公式サイトのこちらのページをご覧ください。
上記ページの下部【その他の期間限定キャンペーンでマイルを獲得】の【日本国内線のご利用で500ボーナスマイル】の所です。
意外と使える?スカイマイル
ここで大前提として「スカイマイルを貯める意味があるのか?」と言う疑問が湧くと思うのですが(このページを読んでいる人はデルタのマイラーではないと思うので…)
確かにスカイマイルはANA/JALのマイルと比べて特典航空券に必要なマイル数がアホみたいに高いと言う特徴があります。
※アホみたいに高いのでサイトに必要マイル表みたいなのが掲載されていないと言う…汗
ところが、スカイマイルはANA/JALのマイルと違って有効期限がないと言う特徴もあります。
なので、後述するカード入会特典のマイル等を加えて時間をかけて少しずつ貯めていくのであれば一考の価値はあるのかと考えます。
また、スカイマイルは日本在住者限定の特典としてJTB国内旅行券に交換する事もできます。
1万マイルで1万円分の旅行券(有効期限半年)に交換でき、1年で交換できる上限は1人3万マイル=3万円分までとなりますので、ちょっとした旅行には良いかと思います。
スカイマイル・メダリオン会員になるためには?
前述の通り、ニッポン500キャンペーンで1年間に獲得できるマイルの上限は、一般会員で5,000マイル(10フライト分)、メダリオン会員で20,000マイル(40フライト分)と4倍の違いがあります。
では、上級会員であるメダリオン会員になるにはどうしたら良いかと言いますと、もちろんANA/JALのように飛行機に乗りまくれば上級会員になれますが、その他にもデルタ公認の裏技(?)があります。
それは、アメリカン・エキスプレス(アメックス)カードのデルタスカイマイル・ゴールドカード、もしくは、デルタスカイマイル・カードを新規で作る事です。そうすれば入会から1年間はメダリオン会員になれます!
※ゴールドカードならゴールドメダリオン、一般カードならシルバーメダリオンとなります。どちらもニッポン500マイルキャンペーンでは上限が20,000マイル(40フライト)となります。
普通の感覚で言えば1年間に40フライトする事は稀だと思いますが、このブログをご覧の方の中にはSFC/JGC修行をされている方・しようとしている方もいらっしゃるかと思います。
SFC修行の場合、その1年間は羽田<==>那覇のプレミアムクラスでも9往復18フライトを行いますし、エコノミークラスであればその倍近く搭乗する事になります。
そうなると一般会員の10フライトではすぐに上限に達してしまいます。
なので、修行をきっかけにデルタスカイマイルのアメックスカードを作ってみては如何でしょうか?
ゴールドとノーマルとどちらを作れば良いかは人それぞれですが、その1年間でデルタ航空を含むスカイチームの便に乗るのであれば優先搭乗等の上級会員特典があり初回搭乗特典で18,000マイルを貰えるデルタスカイマイル・ゴールドカード(ゴールドメダリオン)を作れば良いですし、デルタ航空便に乗らないのであればデルタスカイマイル・カード(シルバーメダリオン)を作れば良いと思います。
申請方法
やっかいと言うか面倒なのが実際の申請です。
昭和はとっくに終わり、今まさに平成が終わり令和が始まろうとしているこの時代にFAXで申請書を送ると言う、葬儀の花屋ばりに前時代的な方法を取らざるを得ません。
郵送でも受け付けてくれますが、郵送の場合は香港まで送らないといけないので国際郵便となります(FAXだと国内への通信です)ので、実際はFAX1択となるでしょう。
それ以外、ネットでの申請とかはありません!
1. 申請書をダウンロードしプリントアウト
まずはデルタ航空の公式サイトのこちらのページより申請書をダウンロードします。
※リンクが切れていましたらこちらのページの下部【その他の期間限定キャンペーンでマイルを獲得】の【日本国内線のご利用で500ボーナスマイル】をクリックして【キャンペーン参加方法】の所に申請書へのリンクがあります。
PDFファイルなのでこれをプリントアウトしましょう。
2. 申請書へ記入をする
続いては申請書への必要事項の記入と搭乗券の貼り付けです。
必要事項の記入に関しては、調べるとわざわざこのニッポン500マイル申請書用のワードやエクセルのテンプレートがネット上にありますが、そこまでしなくても良いかと思います。
※ネット上のワードやエクセルのファイルにはウィルスが混入している事も多々ありますので
僕は会員番号や名前等の毎回同じ事を記入する部分を手書きした物をコピーして、それに都度都度便名や搭乗日等の毎回違う事を記入する部分を後から手書きで書いています。
作業をする部分は大きく分けて下記の4つに分かれますのでそれぞれ書いていきます。
2-1. 上図①の部分
ここの【(送信日 年 月 日)(DATE / / )】の部分を埋めます。
送信するのが例えば2019年4月1日であれば
(送信日 2019 年 4 月 1 日)(DATE 04 / 01 / 19)
と記入します。
2-2. 上図②の部分
ここに関しては特に問題はないかと思います。間違っても名前の所に漢字や平仮名・カタカナ等で記入しないように気を付けましょう!(笑)
電話番号は固定電話でなく携帯電話の番号でOKです。また、国際番号にする必要はありません。
例えば自分の携帯電話番号が090-1234-○△□◇であればそのまま
090-1234-○△□◇
と記入します。
なお、この上図②の部分は毎回同じ事を記入する事になります。
2-3. 上図③の部分
ここは後述する搭乗券の控えや保安検査証を見ながら間違えのないように記入をしてください。
例えば、ANA473便・羽田発・那覇行きに2019年4月1日に搭乗したのであれば
航空会社名…ANA
便名…473
ご搭乗日(月/日/年)…04/01/2019
出発地…TOKYO/HANEDA
目的地…OKINAWA
と記入します。
また、だいたい飛行機は往復で乗ると思いますが、この申請書では片道ごとに1つずつ記入をします。
例えば、上記のANA473便に対して、帰りの便でANA472便・那覇発・羽田行きに2019年4月2日に搭乗したのであれば、上記で記入した下の段に
航空会社名…ANA
便名…472
ご搭乗日(月/日/年)…04/02/2019
出発地…OKINAWA
目的地…TOKYO/HANEDA
と記入をします。
2-4. 上図④の部分
ここには搭乗券の控えを貼り付けます。
ただ、現在は特に国内線ともなれば搭乗券を発券せずにアプリやクレカで搭乗し印刷された搭乗券を発券しない人も多いかと思います。僕もそうです。
なので、僕はセキュリティーゲートを通過する際に発券される保安検査証を貼り付けて申請をしています。
※これまで羽田<==>那覇の7往復・14フライト分を申請し、その全てで保安検査証を貼り付けましたが、全て承認されてマイルを獲得しています!
なお、搭乗券の控えであれば4フライト分を貼り付けられます(申請できます)が、保安検査証ですとサイズが大きく2フライト分しか貼り付けられません。
また、貼り付ける位置も指定された点線部分内には収まりきらないので、僕は上図③の航空会社名とかを書く部分の2行目と3行目の境目くらいから保安検査証を貼っています。
そうすると、ちょうど申請書の下部と保安検査証の下部がピッタリになります。
※なお、貼り付けに関してはセロテープでものり付けでも、どちらでもOKです!僕はのり付けにしています
ちなみに、保安検査証が発券されるタイミングで既にディレイ(出発時刻の遅延)が発生していますと保安検査証の長さが通常より長くなり、保安検査証の下部が申請書よりはみ出てしまいます。
僕の場合は保安検査証の最下部【ANA A STAR ALLIANCE MEMBER】の部分が全部欠けてしまい、その上の【照会番号】と【種別】がギリギリ欠けるか欠けないかの状態(FAXなので先方の機種によってもどこまで印刷されるか分からない)でダメ元でFAXをしましたが、問題なく承認されました。
この辺りは、業務を担当される方の裁量なのかとも思いますので、心配な方は搭乗する前にディレイが出ていないかチェックインカウンターで確認をしてディレイが出ていたら搭乗券を発券してもらいましょう。
3. FAXをする
申請書を作成したらFAXをします。FAX番号は申請書にも記載されていますが03-3505-2721または03-3505-2751です。
なお、FAXは土日と平日日中〜夜は混み合っており、可能であればその時間を外して送る事をオススメします。
僕はいつも深夜の1時とか2時とかに送って、1度も話し中で通信エラーになる事はありませんでした。
また、1番の問題かもしれませんが、自宅にFAXがないと言う問題ですね。我が家も当然のようにFAXはありません…(汗)
もちろん、会社のFAXを私用で使う事は禁じられていますし、モラル的にもどうかと思います。
ネットで検索をするとFAX通信ができるスマホアプリとか色々あるようですが、僕は素直にコンビニでFAXを送っています。1回50円です。
コンビニでFAXを送るなんて30年近く前に中学生の時に深夜ラジオ宛に送ったぶりでしたが、今はコンビニのFAXも複合機タイプなんですね。時代の流れに驚きました!(笑)
なお、最近の若い人には馴染みがないかもしれませんが、FAX送付状みたいな物は特に必要ありません。申請書1枚を送るのみでOKです!
4. 申請期限
申請期限があるので気を付けましょう。搭乗日から2ヶ月以内の申請が有効となりますので、基本的には忘れないうちに搭乗日から1週間以内に送ると良いですね。
マイル付与まで
FAXをし終えたら、あとはマイルが付与されるのを首を長くして待つだけです。
公式サイトでは6〜8週間でマイルを加算と書いてありますが、僕の場合(2019年1〜3月)は1週間でマイルが付与されました。
最後に
こうやって書くとかなり面倒な作業と思われるかもしれませんが、実際には慣れればそんなに面倒でもなくなります。
あとは、その作業で片道(1フライト)500マイルを獲得できるのが安いと感じるか高い(面倒)と感じるかだと思います。
今のところスカイマイルの期限は無期限ですので、僕は気長にコツコツと貯めてみようと思います!